2022年1月より月1回、長野市内の企業にて演劇の手法を使ったワークショップを行っています。
今までに行ったワークショップの様子をお届けします。
5月21日に開催(5回目)の様子
ファシリテーターの仕事や役割分担について話したあと、架空の商品を売るワークをしました。それぞれの発表を見て、どんなお客さんだったか、そのお客さんに対してどんな対応をしたか、など意見を交わしました。発表の後にチームごとに振り返りをしましたが、そのときの感想がどのチームもとても興味深かったです。
6月18日に開催(6回目)の様子
ワークを通して、コミュニケーションにおける相手への伝わりやすさ、伝わりにくさが事柄によって変わることの体験などを行いました。また、どのように相手に伝えていくのか、チーム内の話し合いでの自分のあり方やコミュニケーションについてじっくり考えたりと、ワーク後の振り返りが両チームとても充実してたように感じました。
7月16日に開催(7回目)の様子
テーマは「困っていること」
実際にメンバーが業務内で困っていることなどもシェアしながら進みました。
8月20日に開催(8回目)の様子
今回は、架空の自治体での村おこし会議、という設定で会議のメンバーになってもらいました。最初に、意図的に少しだけ気まずくなる会議を体験してもらいました。その後、「同じ設定のとき、どうしたら会議の雰囲気が少しでも良くなるのだろう」を目指して、みなさんに「会議中に試してみることカード」を選んでもらいました。(たとえば、「トイレに行く」「話を言い換える」「食べる」などなど。)
そして同じ設定の会議をもう一度やったとき、みなさんが選んだカードを試しました。その後、どう変化したかをシェア。
それぞれに感じ方に違いがあったり、ささいな変化で会議の空気が軽くなったりと、気づきの多いワークショップになりました。
9月17日に開催(9回目)の様子
長野市内の企業にて演劇の手法を使ったワークショップ、第9回目を行いました。
今回は2チームに分かれそれぞれ「最近楽しかったこと」エピソードをチーム内でシェアしてもらいました。その中から1エピソードを選び、そのシーンを作り発表しました。
共感と共有の違いについての説明のあと、創作において「楽しい」という個人的な体験を100%「共感すること」を目指すのではなく、まずは「共有すること」を目指しました。
そのためには、まずチーム内でのイメージのすり合わせがとても大事で、各チームたっぷり時間をかけてエピソードの共有を行いました。
発表では、まったく事前情報のない相手にエピソードを見せることで、「楽しかったポイント」を相手に伝えることの難しさをあらためて実感しました。
最後の振り返りでも、お互いよく知らない同士で「楽しさ」を伝えるときに、たとえば言葉を尽くしたり、背景を話したりと考慮することの必要性の話が出たりなどしました。